• リーズ・フォリエ=モラレスとマキシム・プレオのアトリエ

    リーズ・フォリエ=モラレスとマキシム・プレオのアトリエ

現代版画家のアトリエ

リーズ・フォリエ=モラレスとマキシム・プレオのアトリエ

作家・ リーズ・フォリエ=モラレス、マキシム・プレオ
版画技法・ 凹版印刷、レリーフプリント
作品情報・ 26分、HD
言語・ フランス語
字幕・ ---
制作年・ 2015年9月
監督・ ベルトラン・ルノディノ


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パリ13区、地上を走るメトロの高架線と現代的なビル群の谷間、古き良きパリの雰囲気をまだ残したこの地区に、この個性的なアトリエはひっそりと佇んでいる。そこはリーズ・フォリエ=モラレスとマキシム・プレオのアトリエだ。

お面や彫刻、天井を揺れる鉄製の人形。その合間に置かれた凹版用・凸版用2台のプレス機に、人体骨格模型がその陰を落とす。その他にもおびただしい数のオブジェ。彼らはここで、ドライポイント、銅版画、アクリルに彫版や紙版画、リノカット、ドミノグラフィーなど、様々な版画技法を試みる。「原則的に、必要ならば厳密なレプリカが複製できるイメージを作ることが大切なんだ。かと言ってそれも絶対とはいえないが…」と、マキシム・プレオは言う。

この創造性に満ちた実験室のようなアトリエで、リーズは巡礼者や鳥をモチーフに版画を、マキシムはゴミ袋、コーヒーポット、コートや靴などの静物画を制作している。そしてカメラを前に二人は、レリーフプリントやステンシルを用いたドミノグラフィーなど、独自に考案した版画技法を組み合わせて「タマラの靴」と題する作品を共同制作する。


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